理事・役員視察研修が行われる
理事・役員視察研修会が、栗山理事長を始め理事・事務局員合わせて9人が、10月18日~20日の2泊3日で、三重県津市にある協同組合津卸商業センターを視察した。
津卸商業センターからは、宮木理事長、稲森専務理事、中津係長に対応していただいた。津は規模的には、面積、組合員数とも当組合より小規模だが、団地開設は昭和47年11月と当組合より約5年古く、老朽化対策等、当組合とも共通の課題を抱えている。
団地の特徴としては、約8割が連棟建物群で構成されているため、建替、修繕等も困難であり、建物及び構築物の老朽化も激しく、会員各社から建替え需要も出ている。立地条件も、伊勢湾に近いため、30年以内に発生が予想されている南海トラフ地震による津波や液状化現象への対応が、BCP対策としてもせまられている。
宮木理事長は上記の課題解決のために、卸団地機能向上支援事業の補助金も活用しながら、平成23年度から団地再整備事業に取り組んでおり、再整備のモデルケースをいくつか作成し、検討を進めているとした。
組合員のニーズを収集し、可能な限り組合員の意向に即した提案を実施するために、子会社を平成29年6月に設立し、損害保険事業及び事務代行・業務受託事業を実施し、組合員の利便性向上を図っている。
質疑応答も含め2時間以上情報交換したあと、団地内にある連棟建物群や空き地などを案内してもらい、視察は無事終了した。